『私にとっての近コン』

近コンに入って早三年。黒木 識です。

①近コンで好きな企画

 私が近コンにおいて、最も好きな企画は本音を語る場です。企画を通して、様々な人の意見や気持ちを知ることができ、より広い視野と深い知見を得ることができたと思います。

②初めて参加した企画の思い出

 初めて参加した企画は三年前のOBOG企画です。私はこの企画に参加するまで聞こえないことは恥であると思っていました。しかし、企画を通して、色んな生き方をしている聴覚障害の仲間に出会い、聞こえない事を受け入れる初めの一歩を踏み出せたのではないかと思います。

③近コンで出会った人たち

 本格的に近コンに参加し、様々な人と出会いました。一緒にいて楽しいと思える人や、自分と異なる考え方を持つ人と出会い議論を重ねる事と何度かありました。そして、様々な人と出会う中で自分の中で蓄積される生きがいのような感情がとても心地よいと感じました。

 特に1年間一緒に取り組んできたある後輩に対しては、尊敬の念を禁じ得ないものです。

 しかし、楽しかった事だけではなく、人間関係や、その人の言動に苛立ちを感じる事もありました。しかし、それは私たちが聴覚障害者である以前に、ひとりの人間として関わっているという事を改めて感じさせられました。当たり前だね。

色んな人に出会いましたが、大学を卒業しても個人的に会いたいと思える人のほとんどが近コンの人であるといってもいいぐらい、濃厚な人間関係を築けたと思います。

④近コンに入ってから今までを振り返って思うこと

 私の大学生活において、最も印象に残ったことは何か?聞かれると、すぐに思い浮かぶものはやはり、近コンだと思います。たった4年間の活動ですが、私の人生において、これほど濃密な経験や出会い、議論や談笑を楽しむことができました。

もし、近コンに入らず、ただ流れるままに大学生活を過ごしていたら……と思うと、今でも寒気がします。私がここまでこれたのは、近コンがあってこそだと思います。

こういう出会いや、活動の場は私が杖をつく歳になっても受け継がれてほしいと願うばかりです。ありがとう近コン。

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