『同じ聴覚障害を持った友達が欲しい』
『手話を勉強したい』
の気持ちと、友達に誘われて入会した近コン。
大学生活に期待を膨らませ入学した後の僕は、授業のスピードや、口話のみのコミュニーケーションに限界を感じ、情報保障の充実と手話を求めさまよっていた。
近コンに入会してから、全てが新鮮だった。
手話で通じ合えるこんな素晴らしい世界があるんだと。
それからというものの、手話を必死で勉強し、情報保障制度の情報をあらゆる先輩と同期からかき集め、ネットワークを広げていった。
そして、卒業する時には、全日本ろう学生懇談会の会長を3年間務めるまでに至った。
ある人は、自己犠牲が過ぎるとも言った。
しかし、僕はそうは思わない、自分のやりたいことをやり続けただけである。
最初は近コンという団体から仲間をたくさん作り、手話を学び、活動規模が全国に広がっただけ。
近コンがなかったら、近コンで出会った仲間がいなかったら、今の自分はない。
ただただ、前にすすめ。と背中を押してくれた先輩。
一緒に頑張ろうと言ってくれた同期。
ついていきます!と共感してくれた後輩。
その人たちと出会える機会をくれた
近コンに『ありがとう』を伝えたい。
そして
これを読んでいる君に伝えたいことがあります。
先入観を捨てること。 まずやってみること。
できなかったら、どうすればできるのか考えること。
仲間を信じること。 そして、なによりも感謝の気持ちを持ち続けること。
近コンで得たものはきっと生涯にわたって大きな大きな宝物になるでしょう。
僕は近コンが好きです。
そんな近コンは2019年で60歳、還暦です。
長い歴史の中で色々なことがありましたが、それぞれを大切にしてこれからも続いて欲しいという一心でいっぱいです。
みんなに愛され、輝き続ける近コンであるよう、後輩たちに頑張ってほしいですね。
近コン、
ありがとう。
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