京大人環(以下:ジンカン)人類学分野の松尾香奈です!
私の研究科の良いところは、研究者養成機関であるところ、興味関心の赴くまま研究活動ができるところです。
(ジンカンの回し者コラムみたいになってしまいましたが、笑って許して!笑)
1.研究者養成機関としてのジンカン
学部生の頃からずっと、私は民族誌を読むのが趣味でした。
土日は推し図書館をぶらついて、面白そうな本を発掘するのが生き甲斐でした。
2回生からは自主的に調査に行って教員に論文を提出したり、研究会に行ったり。
そんな私をみていた教員から勧められたのが、ジンカンでした。
「内部進学するより、ジンカンの方が性格に合っていると思うよ」
真意わからぬまま研究室訪問を済ませ、先生を信じてジンカンを外部受験して、実際入ってみたら…
研究力ある変人たちの巣窟でした(笑)
今は、私の研究に興味を持ってくれる院生や、頭の中に図書館がありそうな教員に囲まれながら充実した研究生活を送っています!
他の院生の研究報告から、フィールドの情報、分析手法、理論の使い方を吸収できるのも魅力だと思います!
2.興味関心の赴くまま研究できる
私の場合、「ろうの人類学」関連の論文を朝から晩まで読んでいます。
大学院生は研究活動が仕事。
大学院は良くも悪くも「好きにしなはれ」の世界。
現在の私は、好きな時間に好きな論文を読み、自分の調査成果とじっくり向き合える環境に身を置けています。
起床から就寝まで研究のことばかり考えていられる環境は意外と少ないので、とても貴重です!
最後に…
人類学では、即効性のある知識や技術は得られません。
そのため、「役に立たない学問」「趣味追っかけのオタク集団」にみえるかもしれません。
ですが私は、「当たり前」や「普通」を疑問視する力を人類学から学び、豊かに生きるための道具を手にしています。
皆さんも、ぜひ人類学的な知、思考に触れてみてください!
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