「想ひ出を綴ります」

個人写真

るーきーです。龍谷大学農学部の4回生で、料理や栄養に関心があり食べること、そして写真撮ることが好きです。コラムを書かせていただけることを光栄に思っております。よろしくお願いします。
これまでを振り返ると、色々な事が想起されます…。
今思えば、高校時代は「聴覚障害」である自分が大嫌いで、ろくな人間ではありませんでした

しかし、大学をはじめ近コンの、同じモノを抱える仲間の存在と出会えた事で世界が広がりましたそれはつまり、どんな困難でも立ち向かう人、自分の好きなことに真っ直ぐな人、他人と悩みを共有し強くなれる人など様々な人いて、それを見た僕は「自分は自分の悪い所しか見ず、殻に閉じこもっているだけ」なのだとハッとさせられたのです。

そして、1回生の時に僕がこれまで通っていた学校の関係者達に、「聴覚障害者である自分についてどう思っていたのか」というような趣旨のアンケートをお願いしたことがありました。今思えば大胆すぎたので恥ずかしい過去ですが…その結果は面白く、感想として総括して言えば、ただ下を向くだけではなく、周りを見れば頼れる人はいるのだと。

そして、健聴者の立場を考えると、僕に対してどう接したら良いのか分からない人が多く、僕自身が理解してもらうようアクションを起こすことで打ち解けやすくなるという相互理解の大切さを学びました。

その他にも色々な学びがありました。例えば「人工内耳」であったからこその得られたモノもありました。そのおかげで、自分のしたいことを楽しめるくらい強くなれたと思っています。

僕と仲良くしてくれた同期の皆さん、色々と迷惑をかけて本当にごめん。

そして、僕を強くしてくれて本当にありがとう
後輩たち、あまり聴覚障害について考え過ぎずに自分の好きなことに熱中してみて下さい。その先に困難があっても周りに頼れる人がきっといるので…全力で大学生活を楽しんでください
僕はこれから先、きっと壁にぶつかることが多々あると思いますが、大学までの経験で得られた学びで乗り越えていきます。
近コン、ありがとう。