世界は広い、そして深い

たくむ

タイトルに「世界は広い、そして深い」とあるが、その続きが次になる。「また、白くもある」。

広い、深い、白い。形容詞の三連発にはてなマークを浮かべていることだろう。何言うてんねん。て思う人もいることだろう。この「世界は広い、そして深い。また、白くもある。」は、この1年間の自分の活動を振り返って考えた、気付いたことのまとめだ。

大学に入学したばかりで、慣れない健常の世界に踠いてた一年目の10月の終わり頃。自分と似た環境を過ごしてる人たちが活動をしている近コンに、僅かばかりの好奇心を抱き入会した。そして月日は流れる。自分のキャパシティを考えず好奇心に溺れた結果が、夏の集い実行委員に加え、近畿支部事務担当。

この1年間に満足出来たかどうかと問われたら、首を横に強く振るだろう。自分の未熟さ、無知さに、周囲に対して迷惑をかけてきた1年間でもあったと思うからだ。しかし、後悔は一切ない。気付けたからだ。世界の広さに、深さに、白さを。支部役員は一般会員以上に、さまざまな会員と関わる機会が多くある。

その機会を重ねていくうちに気付く。支部ごとに異なる形、地方ごとに異なる雰囲気、人によって変わる個性。そして、人の数だけ学べることがあることを。
広さ

人と接して多様な考え方、多彩な言葉を聞き、会話を通して、自分が持っていた固定概念の正否、広がる知見、省みる偏見も同時に得られた。
深さ

「広さ」「深さ」を得た自分は考えた。自分はどれだけ、小さくて空っぽな存在なんだと。そして、空っぽであることは恥ずべきことではないと。
自分の世界は白い。これから描くんだ様々な色で。そう思えた。
白さ

世界が何を指すか。この文章では、自分の外にある世界に加え、自分の中にある世界も同時に指す。

再度言おう、
世界は広い、そして深い。また、白くもあるんだ。

これを見ている人たちも、そう気付くことだろう。