近コンに入って得られたものは?

企画集合写真

 近コンに入る前の私は、消極的で人と接するのが苦手でした。会員として企画に初めて参加し、近コンの皆さんと話してみて気づいた事が2つありました。まず、驚いたのはアットホームな雰囲気だったことです。先輩後輩関係なく、楽しそうに会話されていました。最初は戸惑いましたが、今では気楽に話せています。

 もう1つは、近コンの皆さんそれぞれ1人の手話に個性が出ていたことです。
テンポが速い・ゆっくりな手話、大きい・小さい動作の手話、喋り(手話)の区切り方など。皆さんの手話を見る度に、自分が表現する手話がどう見えるのか?よりわかり易くするにはどうしたらいいのか?と時々考えていました。

今もまだ自分が表現する手話に納得していませんが、入る前よりはできるようになりました。少しずつでも成長できるように前進しております。

 近コンに入って初めて自分が成長できたと実感した事は、自分が担当する企画、「近コンお出かけ企画」で司会をした事です。

近コンに入る前の私は、人前で発言することが怖くてできませんでした。この企画で同じ担当の皆さんと仕事をして、勇気を貰いました。何回も司会をされている先輩に、話し方・手話などのアドバイスを頂き、企画当日、参加者の皆さんの前で企画の説明や発表をすることができました。手話を間違えたり多少の失敗はありましたが、自分にとっては近コンに入る前と比べて結構成長できたと思います。

近コンは、自分が担当する企画を皆さんと考え、学べることだけでなく、近コン企画で参加者としてスタッフの話を聞いて勉強になったり、近コン会員の皆さんと会話することで、手話の知識や楽しさを得ることができました。

 私にとっての近コンは、かつて嫌いだった、“耳の聞こえない私”を好きになれる場所です。

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